2024.06.10
久しぶりのブログ更新!
今日はセラピスト助産師のユミがお伝えします♪
「いつになったら生まれる?」
「さっきから1cmしか進んでないじゃん!」
「もう無理!骨盤われそう!」
「私を寝かせてほしい!」
お産中によく訴えられる患者さんからの声
なかなかゴールが見えない陣痛
そんな時に思わず
『もう無理です!!赤ちゃんひっぱって出してください!』
『帝王切開でいいのでお腹切ってください!!』
というママの心の底からの訴えが出てきます( ; ; )
・引っ張って=吸引・鉗子分娩
・お腹切って=帝王切開
というように
今すぐにでも陣痛から解放してほしいという
ママからの強い想いが乗った言葉を間近にで耳にする助産師ですが...
少しでも痛みが楽になるように
そして
気持ちが前向きになれるように
腰のマッサージをしたり
全力でお尻を押したり
声かけをしています。
それでも早く陣痛から解放されたい気持ちは変わらないですよね。。。
●なんで『切ってくれない?』『引っ張ってくれない?』
助産師や医師から
「さっきより1cm進んでますよ!順調ですね!」
とか
「生まれるまでもう一息ですね!あと1〜2時間では生まれそうですよ!」
と言われて
絶望・・・
を感じた方も多いはず。
助産師としては順調に進んでいることを伝えたつもり
でも
患者さんとしては
「えっ??こんなに痛いのにまだそれだけしか進んでないわけ?」
「いやいや、あと1〜2時間もこの陣痛続くのかよ!」
といつまで経ってもゴールが見えない気持ちになってしまうことも多々ある現場。
それでも闇雲に
吸引分娩や帝王切開はできません。
自然分娩自体にも
母体(ママ)やベビー(胎児)にリスクはありますが
吸引・鉗子分娩も様々なリスクが伴います。
●吸引・鉗子分娩のリスク
機械を使っての出産となるため
・自然分娩よりも産道の傷が大きくなる
・傷が大きくなることで出血の量が増えやすい
・骨盤底筋と呼ばれる産道の周りの筋肉が傷つきやすくなることで
尿もれや便もれなど排泄に関しての異常が起きやすくなる
・赤ちゃんの頭を引っ張ることで
頭血腫や帽状腱膜下血腫と言われる頭の皮下出血が起きやすくなる
●帝王切開のリスク
・お腹を切ることでの感染や出血のリスク
・血栓と言われる血の塊ができやすくなる
・次回(2回目の出産)で自然分娩で子宮破裂などのリスクが上がる
・帝王切開2回目以降は次回以降の出産で自然分娩トライができない
などなど
自然分娩よりも多くのリスクが出てきます。
だから!
医師や助産師は
少し時間がかかってしまっても自然分娩ができるように
お産のサポートをしています。
きっと患者さんの目には
医師や助産師が
『鬼!!』
と思ってしまうことも多々あるかと思いますが(^^;;
助産師は
ママの『産む力』と
ベビーの『産まれる力』が
最大限になれるように寄り添っています^^
●自分でもできる!安産に近づくための簡単ストレッチ
お産がスムーズに進んで欲しいと妊婦さん誰しもが思うこと^^
だからこそ!
安産に近づけるように
ママ自身も自分でできることしておきたいですよね♪
今回は誰でも簡単にできる
自宅でのストレッチを3つご紹介(*゚▽゚)ノ
お尻まわりや上半身の筋肉の緊張をとることで
産道と言われる赤ちゃんの通り道が整いやすくなります。
整った道は赤ちゃんも通りやすくなるので
これも安産に近づくためのことにつながります♪
では早速やってみましょう!!
いかがでしたか♪
大きくなったお腹で
上半身やお尻も凝りやすくなりますが
ぜひこのストレッチで
自分自身でもカラダを整えていくことで
安産を引き寄せましょう(^-^)v
次回は
どんな時に吸引分娩や帝王切開になるのか?
をお伝えしますので
ぜひチェックしてくださいね♪