2021.02.05
こんにちは♪
助産師 ユミです^ ^
今回は妊娠中の体重増加に関する最終回
・妊娠性糖尿病
についてお話ししたいと思います。
今まで血糖に何の問題もなかった人でも
妊娠中の糖負荷検査で血糖値を指摘される方も珍しくありません。
●血糖って?●
「そもそも血糖って何なの?」
という事から簡単に分かりやすく説明していきますね。
人が食べたものは消化されて
その消化されたものから栄養を吸収していきます。
その栄養のひとつ
糖質はさらに吸収されやすいように消化され
ブドウ糖となり
インスリンによって血液の中から細胞に取り込まれます。
インスリンは血液内のブドウ糖を細胞内に取り込む案内人のようなイメージです。
食べ過ぎや糖分の多いものを摂りすぎると
インスリンの働きが追い付けなくなったり
インスリンの量が少なく糖を取り込むマンパワーが不足をすると
血液内に糖の渋滞が起こり
「高血糖」
と呼ばれる状態になります。
●何で妊娠したら糖尿病を気にするの?●
ブドウ糖はお腹の中の赤ちゃんが大きくなるための
大切な栄養源です。
ブドウ糖は血液に乗って胎盤を通り赤ちゃんへと運ばれます。
妊娠中のママの身体は赤ちゃんの成長のため
その栄養源となる糖を赤ちゃんへ送れるように
インスリンの働きが抑えられ血中に糖が多くなっています。
その為
妊娠していない時よりも血糖の異常が出やすいのです。
妊娠中にわざわざ糖負荷検査を行っている理由がお分かりいただけましたか?
●影響は?●
妊娠性糖尿病のリスクとしては
ママ側
・妊娠高血圧症症候群
・羊水量の異常
・肩甲難産(赤ちゃんが生まれてくるときに赤ちゃんの肩が引っかかり出づらくなる)
赤ちゃん側
・流産
・奇形
・巨大児
・低血糖
・黄疸
(・将来的に糖尿病となるリスク)
などがあります。
そして、
妊娠性糖尿病になった方は
そうでない方に比べ7倍の確率で糖尿尿になりやすいと言われています。
なので
妊娠性糖尿病になったら
お産後の定期的な検査も大切となってきます。
ママも赤ちゃんも
この先健康に過ごせることができるように
このブログが
食事や生活を振り返るきっかけになれたら嬉しいです^ ^
妊娠中の悩みやお産についてのことなど
施術の際にお話しすることも出来ますので
お店まで足を運んでいただけると嬉しいです♪