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ふうふや本店 ブログ

逆子と帝王切開の関係

2021.02.12

こんにちは♪

 

助産師 ユミです^ ^

 

 

今日は逆子ちゃんと帝王切開についてお話ししますね。

 

まず

「逆子」

については皆さんもよくご存知だと思いますが

赤ちゃんの頭が子宮口側に向いていない状態のことです。

 

逆子のまま臨月を迎えると

大体の施設では帝王切開の予定を組まれるかと思います。

 

 

なぜ帝王切開の予定が組まれるかわかりやすく言うと

 

 逆子の経膣分娩には

多くのリスクを伴うから!!

 

 

「逆子の経膣分娩のリスクって?」

と思われた方もいるかと思います。

 

 

いきなりですが

ここで質問です(*゚▽゚)ノ

新生児の身体で一番大きいところはどこでしょう?

 

①頭

②胸まわり

③お尻

 

 

 

正解は…

①の頭です!!!

 

その大きな頭が産道を通ってくるのには時間がかかります。

違う言い方をするとしたら

大きな頭が先に外に出てきてしまえば

身体はスルッと出てきやすくなります。

 

そして

赤ちゃんへ酸素を送り届ける大切な役目を果たしている

臍の緒は

逆子だと時間のかかる頭よりも先に出てくることになるので

赤ちゃんの身体と産道に圧迫される時間が長くなり

その間赤ちゃんへの酸素供給がうまくできなくなり

赤ちゃんへのダメージが大きくなることが予測されます。

 

また

頭が下の場合

破水した時に赤ちゃんの頭が栓の代わりとなり

子宮口付近の隙間が少ないですが

逆子だと隙間が多いこともあるので

破水の時に臍の緒が子宮口から出てくる

臍帯脱出

という緊急事態が起きやすくなります。

これも赤ちゃんが苦しい状態となるので負担が大きくなります。

その他にも
出産時の赤ちゃんの骨折など外傷のリスクが高まります。

 

きっとママ自身も

緊急帝王切開となった場合の

精神的・身体的負担は大きくなるのではないでしょうか。

 

産婦人科学会のガイドラインでは

・逆子の分娩に熟達した医師が常に対応できること

・逆子の経膣分娩のリスクを妊婦さんにしっかり理解してもらった上で

 経膣分娩する同意書を取ること、と

逆子の経膣分娩にトライするなら以上のことを満たすこと

としていますが

 

ママと赤ちゃんが安全に分娩を終えることができるよう

帝王切開という分娩方法を選択することが多いということです。

(その結果、
逆子の経膣分娩経験に慣れた医師や助産師が徐々に減っているのも実状…)

 

 自分のお産がなぜそうなったのか

そういうことだったのか

と、このお話がヒントとなっていたら嬉しいです^ ^

 

 

 

施術ついでに

逆子がクルッと回ってきやすいような

体操やお灸の話もできます^ ^

また

個別でのオンライン指導がご希望の方はもご連絡お待ちしてます♪

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