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整体や整骨が産前産後の施術・骨盤矯正で保険が効かない理由

2020.03.24



ふうふやの提供しているサービスは

基本的には”産前産後の方々向け”です。


妊活中の方

妊娠中の方

産後の方

この3つのお客様の層が中心です。


そのほかに男性の方や、ママさんのお母さん世代へのご紹介もいただいています。

そのサービスの対価としていただく施術代は

”全てお客様の自己負担”になります。


いわゆる

”保険が効かない”という類になります。

それは何故なのかを今日は解説させていただきます。

お客様からの質問でよくいただく内容でもあるのでご説明していきますね。

 












保険とは


そもそも
「保険が使える」とよくいいますが

これって一体どういう意味でしょうか?

ここでいう保険は”医療保険”をさしますが

国が補助してくれるお金のことですね。


病院にかかったりすると保険証の提示などをお願いされると思いますが

あれは国が7割の医療費、僕たち患者が3割の負担をするという

”国民皆保険制度”のことをさします。



この”医療保険”を利用できるルールというのが実際には存在するのです。














 

理学療法士の資格があっても”医療保険”は適用にならない


僕は”理学療法士”と呼ばれる

リハビリを行う国家資格を有しています。


僕が病院で理学療法を提供する場合は”医療保険が適用”になりますので、リハビリの料金は年齢にもよりますが1割〜3割の負担でした。


ですが、これが現在のふうふやになるとお客様からは

”全額徴収”

をさせていただいています。


多分、この部分がお客様が

「なんで??」

と思う部分なんですね。


病院だったら安いのに、民間では全額って・・・。という疑問が浮かぶとも思います。















 

理学療法士という定義


理学療法士の定義を簡単にご説明すると・・・

  • 定義


ケガや病気などで身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、基本動作能力(座る、立つ、歩くなど)の回復や維持、および障害の悪化の予防を目的に、運動療法や物理療法(温熱、電気等の物理的手段を治療目的に利用するもの)などを用いて、自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門職です。

公益社団法人 日本理学療法士協会より引用




なんとなくわかりますか?笑



基本的な動きの練習や運動や物理機器を使って

患者さんを自立した生活に向かわせるのが仕事の一つということですね。

そして基本的に理学療法士という仕事は

”医師の指示のもと”というのが大原則になるんですね。


今のふうふやはもちろん医師からの指示のもと施術を提供しているわけではありません。


ですので、この時点でルールからはみ出ているっていうことになります。


そこで・・・ふうふやでは

”理学療法しています”とか

”リハビリテーションしています”とかは名乗っていないんですね。




あくまでも

”理学療法士という資格を持ったセラピストが

産前産後の方のお身体の予防的なケアを行っているという立場”

です。

 




微妙なニュアンスなのですが、

業界で働いていく上で大事なニュアンスなんですね。笑


その上で、先ほどの定義の前半の文言に戻ります。

”身体に障害のある人や障害の発生が予測される人”

というワードがありました。

ここがキーワードになるんですね。。

果たして妊娠、出産は

「障害」なのかということなんです。















 

妊娠、出産は障害ではない=保険が効かない


妊娠、出産はどんなに調子が悪くても不調があっても

”障害というくくりで捉えられていない”

のが、現在の医療制度の状態です。

ですので、いくら僕らが理学療法という名の下で施術を行っても

産前産後の方々に対しては”基本的”には保険が適用にはなりません。。

これが全額いただかなければいけない理由なのですね。
















 

保険が効くケース


最近では病院内での産婦人科病棟や産婦人科クリニックで理学療法が介入してリハビリテーションを提供している施設が増えてきています。

*沖縄県内も少しだけあります。

この場合は先ほども述べたように

妊娠、出産は”障害”というくくりではないので

実施できている病院は

違う形で保険を使えるようにしているケースが多いようです。

(整形外科的に”腰痛”という診断をつけたり、”骨盤痛”とつけたり・・・。)


どうやって保険を効かせられるようにしているかは

病院のスタッフ(医師、助産師、リハスタッフ、医事課etc…)によって様々ですので

一概にこうしているとは言い切れませんが

少しずつ保険が効くようになっている医療施設もあるということです。

 















民間の整体、整骨は基本的には自費


産前産後は障害ではない。

それは大前提にあるので、この部分の法改正がなければ

民間でやっているウチのお店や、その他の整骨院などの場所も

基本的には産前産後の方への施術は

”保険が通用することはありません”

 
















病院とは違う強み


病院内では保険が効くぶん色々な制約があることも事実

それは”提供する時間”

病院は長くても20分、40分、60分という枠があります。


60分を超えるような提供はまず行っていないところが多いです。


逆にふうふやのような民間では

時間も自由に決めれられるので

うちのお店はお客様同士がバッティングせず

のんびり過ごしていただけるように一人2時間枠は確保しています。

(料金・メニューによって1時間〜2時間となります)

なので、病院のように時間に追われることもなく、

お一人お一人がゆっくりおくつろぎいただいた上で、

子育ての悩みなど、色々な話をし

時間を気にせず過ごせていただけるというメリットがあります♩

 
















まとめ


以上のように

民間と医療機関では保険の適用が違います。


  • 病院やクリニック


・理学療法士がいるところで組織を変えているところは、医療保険で産前産後のリハビリが受けられるところがある
(*全国的に少しずつ増えています)
(*やっていないところはリハビリすら受けられない場所もある)


・医者や助産師など様々な情報共有がなされるので安心

・不調があった時に、すぐに連携が効く

・(保険を効かせられる日数が決まっているので)ある一定の時期をすぎると、それ以降は通えなくなる



  • ふうふやのような民間
・保険は効かなく、自費になってしまう

・時間的な縛りがないので一人一人じっくり関わりを持つことができる

・医師、助産師など近くにいないことが多いので情報の交換などは弱い部分がある

(ふうふやは近隣産婦人科からもご紹介をいただいておりますので、連携は取りやすくなっています)

・病院の医療保険制度ではまかないきれない色々な不調に対してアプローチができて、原因の解明にいつまでも寄り添える


以上のような特徴があります。

それぞれで違いはありますが

どちらも大事で病院だからこそできる部分もあれば

病院など医療制度ではまかないきれない部分は自費分野でまかなえると思います。


少しずつ産前産後を取り巻く環境が変化していくことを願います。

 

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